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エイワンスポーツプラザ吉原店デイサービスセンターでは、身の回りのことだけでなく、趣味なども楽しみ、自立した毎日をお過ごしいただるよう、水中運動を通じて身体と心の元気を応援します。

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戦争体験を語る ~vol.1~

ご利用日記

戦争体験を語る ~vol.1~

皆さんは、昔起きた戦争の時代をどう感じていますか?

また、どんなお話を知っていますか?

当施設にも多くの戦争体験をされた方々がいらっしゃいます。

Iさんは、その体験談を小学校の子ども達にお話をした事があるようです。

今の子ども達に、戦争体験を伝える。とても大切な事ですね。

そこで、当施設でもこの文章を多くの方に知っていただきたいと思っています。

今回より、いくつかに分け掲載をさせていただきますので、是非ご覧ください。

 

~ 戦争体験を語る「海軍飛行予科練習生」より ~

今から七十四年前、私は皆さんと同じ小学六年生でした。学校は鷹岡小学校です。

その年、昭和十六年十二月八日早朝、日本は真珠湾攻撃により

アメリカとイギリスを相手に太平洋戦争に突入しました。

先生から、「君達十四才以上になれば海軍飛行練習生の試験が受けられるよ。」

と教えていただき、昭和十七年秋、身体検査と学科共に合格し、

憧れの海軍飛行予科練習生になれる事を喜びました。

昭和十八年八月十二日の出征の日、此の時私は十五才でした。

おばあちゃんは朝早く起き、私の為にお赤飯のおむすびをたくさん三日分作り、

此れを持って行きな、と持たせてくれました。

私はありがとうと言い、御仏壇にお灯明を付け、お線香を上げ、

おばあちゃんに必ず勝つから凱旋して来るまで体に気を付けて

達者で待っていてと話ました。

おばあちゃんは涙ぐんでお前こそ元気で頑張るんだよと話されました。

前の家の清子姉さんは私より年上で、県立吉原女学校の当時3年生でした。

千人針の腹巻を先生始め生徒の皆様にお願いして協力を頂き、

赤い糸で一人一針づつ縫い止めて作って頂きました。

出征の日、間に合ってよかったと言って武夫ちゃんお国の為に頑張ってね、

武運長久を祈りますと言っていただきました。

千人の皆様が私の後ろ盾になっていると思うと感動し、勇気百倍此れから先、

私にどんな苦労が待っていようとも負けてたまるかの決意を新たにしました。

ありがとうの次の言葉が出なく、うれしさのあまり心打たれ感涙しました。

【つづく】

 

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